大学受験は独学では失敗するのか?失敗する人の特徴や失敗しない方法を解説

塾や予備校に通わず、自分だけの力で勉強を進める独学。独学ブームでは様々な「独学本」が登場して話題を集める一方、予備校講師らの力を借りずに独学で大学受験がうまくいくのか、心配になる人も少なくありません。

大学受験の独学は失敗するものなのか、失敗する人の特徴や失敗を避ける方策などをまとめました。

大学受験の独学は失敗するのか?

独学で大学受験に挑戦して本当にうまくいくものなのか。独学で目指すことを決めた人の中には、予備校に行くべきだと周囲から忠告があったのに、それに抗った人もいるはずです。勢いで押し切ったものの、本当に大丈夫だろうかと不安になっても不思議ではありません。

実際のところ、適切なやり方で独学を行えば失敗しません。塾や予備校で学ぶとしても、能動的に学ぼうとしなければ身につきません。一方で独学は主体性をもって臨める分、能動的に学べます。この場合の「適切なやり方」とは、能動的に独学を行い続けられる方法を指します。スケジュール管理や目標設定、計画が万全であれば、たとえ独学でも志望校合格は狙えるものです。

大学受験の独学で失敗する人の特徴

適切なやり方で挑めば成功する独学。裏を返すと独学で失敗する人は、適切なやり方とは言えないやり方で独学を行っていたことを意味します。独学で失敗する人の特徴をまとめました。

自分に甘い

独学における最大の敵は、自己管理の甘さであり、自分に甘くなってしまう心理にあります。誘惑があればついつい負けてしまい、結構勉強したと思えばすぐに「自分へのご褒美」を与えてしまう、これだと本来追い込むべき時に追い込むことができません。

高い目標を設定した場合、1日10時間以上の勉強を連日こなさないと間に合わないケースが出てきます。ところが、自分に甘い人には耐えられません。自分を律して厳しくなれる人であれば独学は有効ですが、そうでない人には厳しいでしょう。

現状の立ち位置がわかっていない

独学で成功を収めるには、今の現状を把握して目標を明確にし、逆算で計画を考えていくことが求められます。そのためには現状の立ち位置を理解する必要があり、模試などで判断することになります。しかし、この立ち位置を一切考慮せず、目標と計画を立てようとする人がいますが、失敗の原因です。

ゴールを目指すには、まずスタート地点を明確にすることから始めます。明確になってからようやくルートを定められます。得意科目と苦手科目がわかっていればそれでいいわけではありません。苦手科目の中で一番苦手な項目は何か、得意科目の中で得点源になりそうな項目はどれかを知っておかないと計画は立てられません。ここがあやふやだと計画を立てても頓挫しやすいです。

計画を立てるも杜撰

数か月から1年、2年と学習計画を立てて独学を行っていくものの、その計画が杜撰なことがあります。1日に行う勉強量が少ない、もしくはキャパシティ以上の勉強量に設定しこなせないなど様々です。自分に合った計画ではないため、早々に計画にズレが生じるのです。

また最終目標に固執したり、計画を守ることでいっぱいになったりして計画が破綻することも。柔軟な対応ができず、いつのまにか目標達成ではなく、計画を守るために日々のタスクをこなす状態になっており、これではうまくいきません。

意固地になりがち

計画を立てる際に、1日10時間は勉強すると決めたとします。しかし、その勉強時間は様々な科目をこなす中で必要とされる時間であり、中身はどうであれ10時間は勉強するというのでは意味がありません。必要であれば勉強時間を増やしたり、適切な時間に修正したりすればいいものを、それができない人がいます。

意固地になると、周りの声に耳を傾けることもできなくなります。素直な気持ちを持ち、忠告があれば修正するぐらいの感覚が独学では大事です。

計画通りにならず、モチベーションが下がる

一寸先は闇という言葉があるように、数日先のことも人はなかなか見通せないものです。それが数か月、半年、1年先の計画となれば、計画通りにいかないのが普通です。しかし、計画通りにいかないことが許せず、ズレが生じてしまってやる気をなくしてしまう人がおり、このタイプもうまくいきにくいです。

計画を立てたら絶対にズレてはいけない、変えてはいけないと頑なになると、本来の計画の意味からかけ離れたものになってしまいます。柔軟性がない人も独学で失敗しやすいです。

独学の勉強法を徹底解説!独学の勉強は実は効率が良い?

大学受験の独学で失敗しないための方法

独学で失敗せず、大学受験で成功を収めるには、主に4つのポイント、「計画面」、「実行面」、「理解面」、「情報面」での対策が必要です。それぞれの失敗しないための方法をまとめました。

計画編

1か月単位で計画の見直しを行う

毎日独学を行う中で、計画通りに行く日とそうでない日が出始めて、当初の予定と比べてやや進捗が遅れることが考えられます。この時、模試などで成果が出始めていれば無理に変える必要はないでしょうし、入試で想定される範囲をできるだけ早く網羅したいとなれば勉強時間を増やす対策が必要です。

そこで1か月単位で計画の見直しを行うことをおすすめします。1か月単位であれば計画のズレは比較的修正しやすく、先を見据えた対策も取りやすいです。直前になればなるほど計画の見直しは難しく大胆な修正も難しくなりますが、1か月単位であればその心配は少ないです。

計画は数字を使って具体的にする

抽象的な言葉で計画を立てた場合、いくらでも言い訳ができます。例えばダイエットの計画を立てる際、「とにかく痩せる」と抽象的なものにすれば、1キロしか痩せなくても、その人が「とにかく痩せる」をクリアしたと言い張られたらそれでおしまいです。「5キロ痩せる」と決めれば、1キロしか痩せてないと目標未達成と扱われます数字を使って具体的なものにすれば、言い訳ができません。

具体的にすることでやるべきことが明快になります。1か月で参考書を100ページ分進めると決めたら、1日どれくらい進めて、それにどれくらいの時間がかかるのかがわかります。計画を立てる際には数字を使って具体的にすると修正もしやすいです。

1週間お試して計画を立てる

実現性の高い計画を立てるには、「サンプル」があれば確実です。1日どれくらい勉強ができるものなのか、どんなスケジュールならやれそうか、まずは1週間お試しで計画を立ててみて、そこで浮かび上がった改善点を参考に、本格的な計画を立てることをおすすめします。

1日で100個も英単語を覚えられるわけがないとわかれば、より実現性のあるノルマを日々課せられますし、それに基づいた計画が完成します。加えて、修正を1か月ごとに行っていけば、より具体性があり、より能動的な計画に仕上がります。

実行編

睡眠時間を固定しつつ、徐々に勉強時間を増やす

独学を始める際、テンションとやる気が高いので、試験勉強のノリで計画を立てやすく、1日10時間は勉強する!と決めがちです。しかし、それまで勉強の習慣がなかったり、1時間や2時間程度しかしてこなかった人がいきなり10時間勉強するのは厳しく、破綻するのが目に見えています。最初のうちは4時間や6時間で様子を見て、効率的な勉強を学びつつ、10時間、12時間と増やしていくのがおすすめです。

勉強時間を増やす際に注意したいのが睡眠時間を削って捻出しないことです。1日6時間睡眠を2週間続けた場合と2日間徹夜をした場合では同じ認知機能になることが研究で明らかにされています。(参考:東洋経済オンライン)

睡眠時間を減らして勉強時間を確保すれば、確実にパフォーマンス低下をもたらします。そのため、睡眠時間だけは確保しないといけません。

1日単位で発生するわずかな未達成は気にしない

例えば、数学の参考書を1日10ページ進めることを計画したとします。すると、ある日は8ページ、別の日は9ページとなると目標未達成ということになります。ここで無理に巻き返そうとするのではなく、1か月単位でどれだけ修正することになるかを想定する必要があり、あまり気にしない方がいいでしょう。

例えば得意分野であれば15ページ、20ページと進むかもしれませんし、苦手分野であれば慎重に問題を解くこともあるでしょう。独学は長い戦いになりやすいため、1日単位でのわずかな未達成に一喜一憂することはメンタル的にもプラスとは言えません。

学習管理アプリを活用する

学生を中心に「学習管理アプリ」を利用するケースが増えています。スケジュールの管理が行える一方で、同じ仲間で健闘をたたえ合うようなことが行えます。独学仲間と情報共有を行うことで、計画を見てもらい、それを毎日実行するモチベーションにもなるでしょう。

全てを自分で管理し、誰にも見せないとなると、時に致命的なミスにつながることもあります。人に見せることで修正につなげやすく、より良いやり方を発見することにもなるので、実行の際には学習管理アプリで進捗管理をしながらやっていきましょう。

理解編

Web学習サービスを活用する

独学の場合、誰かに質問をしてもわかりやすい返答が返ってこない可能性が高く、手詰まりになる恐れがあります。そこでおすすめなのが「Web学習サービス」です。スタディサプリなどに代表されるWeb学習サービスは、月額1万円などを支払えば、質問にも対応をしてくれるほか、志望校向けのプランなども提示してくれます。

自宅でできるため、独学と併用することで理解度を高めることもできます。すべてを自分だけで賄うのは大変です。適度に助けを借りて、ハイブリッドにこなしていくことで効率的な勉強につながります。

参考書は最低2周してから新たな参考書を

参考書を完璧にすることで、大学受験に必要な知識を身につけられると主張する人たちがいます。まさにその通りですが、1周するだけでは完璧とはなりません。最低でも2周することで知識の定着が図れます。

2周目の時に、内容があやふやだと少なくとも完璧な理解とは言い難いです。できれば3周ぐらいして万全を期してから別の参考書で同じことを繰り返せば、知識は着実につきます。

大学受験の独学におすすめの参考書を教科ごとに徹底解説

模試で間違えたところをリスト化する

独学をする方にとって、模試は貴重です。自分の立ち位置がわかり、現状の力がわかるからです。同時に、これまで自分がやってきたことがプラスだったのかマイナスだったのかがわかります。

そんな模試でおすすめしたいのが、間違えたところのリスト化です。リスト化することで、自分はこの分野で間違えやすい、だからこの分野の勉強を集中的にやろうとなりますし、ケアレスミスが多ければケアレスミスをしないように注意深くなります。一番避けるべきはやりっぱなし。これでは模試を活用しているとは言えません。

情報編

人の情報に惑わされない

大学受験はライバルとの戦いと思いがちですが、実際は己との戦いです。自分が持つポテンシャルを最大限発揮できるか、ここが勝負になります。ですので、あの人はこれだけ勉強している、偏差値はこれだけあると人の情報を探ろうとする必要はありません。

学生時代、テストに向けて全然勉強しなかったと周囲に言う人がいたはずです。その人にとって、数時間程度の勉強は「勉強に値しない」と思っていたかもしれません。やるべきことをやる、計画通りにこなす、これだけを心がけましょう。

ネットからの情報は慎重に

塾や予備校に通っていれば、受験の情報や勉強法など予備校講師からレクチャーされて、その通りにやる人がいます。その方が効率的で実際に成績が上がるからですが、独学でやる人はこの情報をすぐに知ることができません。そのため、ネットから情報を収集することになります。

注意したいのは、ネットの情報には不正確な情報、明らかなウソなどが混じっていることです。悪意を持っている人もいれば勘違いをするもいます。本当にその情報は正しいのか、複数のサイトでチェックし、できれば河合塾や代ゼミなど大手の情報を参考にしていきましょう。

先行き不透明な情報にはあえて触れない

2021年から始まった「大学入学共通テスト」ですが、最初から順調だったわけではなく、本当にできるのかどうかという情報が錯綜します。受験生からすれば重要な話題ですが、先がどうなるか見えない段階で情報を追いかけることは何もいいことがありません。

振り回されるだけ振り回して時間を無駄にすることも。確定した情報が出るまで計画通りに進めるのが確実です。セルフジャッジをして計画を変えてしまい、結果いつも通りになったらその方が最悪です。情報を仕入れることは大事ですが、仕入れ過ぎれば情報に溺れるだけです。

まとめ

独学で大学受験がうまくいくだろうか、失敗するんじゃないかと不安になる人がいるでしょう。それは仕方のないことで、独学をやる人は誰しもその境地に達します。不安になるからこそ、不安を払拭するために勉学に励むので、不安の気持ちがあることはむしろ健全です。「失敗したらどうしよう…」という気持ちも同じです。本当に失敗する人は、根拠のない自信や慢心のある人です。不安な気持ちを原動力に独学を頑張りましょう。

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