英検3級に合格するための勉強法!おすすめ参考書も解説

推薦入試において、資格があることでボーダーライン上の争いに競り勝ち、合格をつかみとったケースは数多く存在します。資格を得ることは、それだけの素養があることを示すからです。中でも英検は英語力があることを端的に示す指標となっています。

今回は英検3級にスポットを当て、英検3級のレベルや勉強法、英検3級に対する勉強の取り組み方などをまとめました。

高校生が英検準1級に合格するための勉強法!おすすめ参考書も

英検3級の概要

英検3級のレベルはどれくらい?

英検を主催する日本英語検定協会では、3級の審査基準として「身近な英語を理解し、また使用することができる。」と書いており、読む、聞く、話す、書くの4項目に関しても「身近なこと」について理解できるかどうかが焦点になっています。主に中学卒業レベルとされ、中学3年生が狙うべき級とされ、中3の第2回までに取得を目指す人が急増します。(参考:公益財団法人日本英語検定協会)

試験内容

3級は一次試験と二次試験があります。一次試験では50分の筆記と25分のリスニング、計75分が試験時間です。筆記ではリーディング、ライティングがあり、そのほとんどは選択問題となっています。ライティングでは質問文に対して答える問題があり、こちらは記述式となっています。二次試験は選択問題しかありませんが、会話の応答文のみ放送回数は1回で、その他は2回放送されます。

身近なことに関する内容が中心なので、登場する場面は家庭や学校、地域のこと、メール、電話など日常生活でよくあるようなシチュエーションが多いため、馴染みのある話題が多く目につきます。

二次試験では英語での面接を5分間行い、最初に試験官から渡されたカードに書かれた英文を読み、その英文に関する質問を受けます。あとは日常生活に関する質問をされて終了です。こちらも内容は日常生活に即した内容なので、急に小難しい話が出てくることはありません。

試験日程

試験日程ですが、本会場と準会場の日程があり、第1回の一次試験はおおむね5月中旬~下旬、二次試験が6月末~7月上旬です。第2回の一次試験はおおむね10月上旬~中旬、二次試験は11月上旬から中旬。第3回の一次試験は1月中旬~下旬、二次試験は2月中旬~3月上旬となっています。見ての通り、第3回では受験シーズンとバッティングするため、英検の資格を受験で用いることは不可能です。このため、受験シーズンの学生は第2回までに合格をしないといけません。

合格点はどれくらい?

英検では2016年から「英検CSEスコア」というもので合格判定を行っています。3級は1650点満点で、合格ラインは約1100点とされています。正答率はおよそ66%、3分の2の問題を正解すれば合格ラインに届く計算です。1問あたりのスコアは回によって変わり、3級を受けた受検者の結果で変化するため、自己採点で算出した数字と結果が異なることが多いのが特徴です。そのため、これだけの問題数をクリアできれば絶対に合格するとは断言できません。二次試験は550点満点で、約350点でこちらも6割強の点数を得られれば晴れて英検3級を取得できます。

合格率はどれくらい?

英検3級の合格率は基本的に高く、だいたい5割近辺をキープし続けています。級別の合格率は公表されなくなったものの、現状も5割の合格率はキープされているでしょう。合格率は時期によって変化し、多くの受験生がラストチャンスで臨む第2回に合格率は高く出て、第1回は低めに出ます。

4級との違いとは

英検4級は中学中級程度とされ、中学2年生レベルの問題が出てきます。3級と4級の決定的な違いは二次試験の有無で、3級から二次試験が登場します。英検4級と3級の間には若干高めの壁があるとみるべきでしょう。また3級で登場したライティング、いわゆる英作文の問題が4級では出てきません。裏を返すと、4級は楽勝だったから同じように3級を受ければ大丈夫!と余裕満々でいると、足元をすくわれるので注意が必要です。

TOEIC・TOEFLとの比較

英語力の指標となる資格は英検に限らず、TOEICやTOEFLもあります。特にTOEICは世界的に有名な英語の試験であり、全世界で通用する指標となります。英検3級をTOEICに置き換えた場合、380点前後とされ、TOEFLiBTでは3級の項目は存在しないことがわかります。380点というスコアはTOEICの問題がほとんどわからないような問題であり、ほとんどの単語が理解できないような状態にあります。TOEICやTOEFLを挑む際に、英検3級を叩き台にし、合格してから勉強を重ねてチャレンジするぐらいの意気込みが必要かもしれません。(参考:文部科学省)

英検4級に合格するための勉強法!おすすめ参考書も解説

英検3級の勉強法を分野ごとに解説

英検3級の取得に向けてどんな勉強法があるのか、分野ごとに解説していきます。

英単語

勉強法

英検3級は中学卒業レベルのため、覚えるべき英単語の数は、中学卒業までに必要な2,100語が目安になります。まずは教科書で出てきた単語を覚えるほか、この後紹介する参考書を使って、覚えているものと覚えていないものを仕分けして効率よく覚えていくのが理想的です。

おすすめの参考書

最初におすすめするのが「英検3級 でる順パス単」です。5年間で出題された英単語のデータをまとめ、でる順にまとめた参考書です。効率的に覚えられるほか、スマホアプリで聴きながら英単語を覚えられるため、リスニング対策にもなるのが特徴的です。

もう1つおすすめなのが「英検3級 英単語 1350 英検ランク順」です。こちらは英検3級の試験に出てくるであろう英単語を1,350語にまとめ、ランク順にした参考書です。イラストで英単語を覚えるなど、より覚えやすい形で視覚に訴えたやり方をとるなど、本来の英単語帳とは違うアプローチを行っています。

熟語

勉強法

熟語に関しては「身近なこと」にちなんだ熟語が取り上げられますが、基本的には英単語と同じく、この後紹介する参考書を利用して覚えていくのが確実です。熟語は言葉がいくつか連なっているため、文章で覚え、文章の表現の1つとして認識していくやり方が自然に入りやすいでしょう。

おすすめの参考書

「英検3級 文で覚える単熟語」は、タイトル通り、文章で覚えていくタイプの単熟語集です。文章で覚えていく形のため、単語や熟語単体で覚えるよりもすんなり入りやすく、語彙力を高めることができます。

「キクタン英検3級」は、リスニング力も身につけられる参考書です。音声を聞くだけで覚えられるほか、1日たったの2分から取り組んでいけるような形にしており、スキマ時間でも活用できるような中身にしてあります。

英文法

勉強法

中学3年で習う英文法はやや難しく、厄介な問題も多く、第1回の英検を受ける際にはまだ学校で習っていない英文法も出てきます。ただ、やるべきことは英文法の基礎を徹底することで、ここが不安定だとそこからの積み重ねも難しいでしょう。やっていない部分を中心に学びたい気持ちもわかりますが、英文法の基礎を徹底するところから始めましょう。

おすすめの参考書

「英検3級が1冊でしっかりわかる本」は、英検4級のおさらいから始めていく参考書です。4級のおさらいでは4級で学んだ文法から学んでいくため、4級の知識が定着しているかどうかをチェックしてから3級の英文法の内容に入ります。このほかにも会話表現や模擬テスト、二次試験の予想問題などもあるので、全方位的に対応できます。

「英検3級 を ひとつひとつわかりやすく。」は、1回あたり2ページの勉強を毎日行って英検3級を目指すことができる参考書です。左ページには文法の説明、右側には練習問題が書かれており、左側のページを見ながら解いていくことができます。1か月ですべての範囲を網羅できるため、何周もしていくうちに力がつくでしょう。

英語長文

勉強法

英語長文は一次試験で何度も登場し、設問の数も多いです。英検で登場する長文は学校や地域の掲示物や、手紙もしくはメールなどと「身近なこと」に即した形になっています。英単語や文法など基本的な力を身につけてから、長文を解く際のコツを参考書を通じてつかんでいくことが求められます。

おすすめの参考書

「小学生のための はじめての英検3級」は、英検3級を目指す小学生を対象にした参考書です。文法問題には触れられず、会話表現を中心に勉強できるのが特徴です。小学生を対象にしていますが、中学生にも参考になる内容で、長文対策もできるため、文法問題で躓いて先に進めない人にとっての救世主になるかもしれない1冊です。

「英検3級総合対策教本」は、英語長文をイチから学びたい人におすすめの参考書です。英語長文がどのように形成されているのか、どのように解いていけばいいのかなど、テクニックが多く書かれており、解き方を知ることができます。

英作文

勉強法

英作文は、身近なことに関連した質問が出され、その答えを英文にします。あなたの好きな食べ物は何ですか?その理由は?という問題が出れば、英語で書いていくことになり、慣れていない人は苦戦するかもしれません。ただ、問題の傾向は似通っており、英作文対策さえ立てて、英単語や文法の語彙力をつけておけば焦らずに解ける問題となっています。まずは語彙力をつける、そして英作文対策を徹底し、パターンで覚えていくのがいいでしょう。

おすすめの参考書

「英検3級ライティング大特訓」は、英作文を書くために必要な文法や語法を学び、ライティング力を段階的に高めていくことのできる参考書です。英検3級で登場する25~35語の文章を作れるように、必要なものを積み重ねていくことができます。そしてライティングに必要な語彙力などもわかるので、多方面の対策が立てられます。

「英検分野別ターゲット英検3級ライティング問題」は、本番と同じような問題に取り組みつつ、文章の書き方を学んでいくことができる参考書です。メモがついており、答えと理由が書ける項目があるので、それを見ながら文章を書いていくことができます。またパソコンやスマホを使った英作文トレーニングが行えるのも特徴的です。

リスニング

勉強法

英文法や長文読解と同じくらい重要なのがリスニングです。配点が高いのがその理由ですが、しっかりと聞き取ることができれば得点源になりやすい部分でもあり、合格するためにはできるだけ落としたくはない部分です。英語のリズムなどに慣れることや、英単語の発音をそれぞれ何度も聞いていき、自分でも発声をしていくことで身体に馴染ませることができます。対話形式が多いため、会話表現を学習しておくこともポイントです。

おすすめの参考書

「わからないをわかるにかえる英検3級」は、イラストなどでわかりやすく学習できる参考書です。リスニング問題では、例題を活用してわかりやすく取り組むことができるため、リスニングの苦手意識が克服できます。リスニング問題に取り組む際に、どんなことに注意をすればいいかがわかるため、勉強になることばかりです。

「くもんの中学英語リスニング―中学1~3年」は、中学の基礎レベルから卒業レベルまでのリスニングを58ステップで学んでいける参考書です。英検対策の参考書として作られたわけではありませんが、5級から3級までの英検に対応できる内容となっており、多種多様な問題形式に触れることができます。リスニングに特化した問題を解きたい人におすすめです。

2次試験

勉強法

二次試験は面接が行われ、カードに書かれた英文の音読を行って、面接官からの質問に答えていく形となっています。簡単な受け答えが中心なので、コミュニケーションが英語でとれるかどうかがポイントになるとともに、面接形式というだけあって、面接時の態度もしっかちチェックされます。挨拶をしっかりする、ハキハキと元気よく話すなど、一見英語とは関係ない部分であっても、しっかりと取り組む必要があります。勉強法としては学校の先生に面接官の役をやってもらって、受け答えをしていくのが理想的です。

おすすめの参考書

「7日でできる! 英検3級 二次試験・面接 完全予想問題」は、文字通り7日間で面接対策が行える参考書です。7回分収録されているため、1日1回面接対策を行う形で進めていきます。スマホアプリでは、面接試験がどのように行われるのかその流れをチェックできるため、気を付けるべき点を確認しながら本番に臨めます。

「英検3級 面接・攻略ポイント20」は、面接で間違いやすいポイント、失敗しやすい部分を網羅し、その対策が立てられている参考書です。シミュレーション動画もあり、どのように進んでいくかがチェックできます。満点を狙うために必要な完璧な答えから、微妙な解答など、色々なパターンを解説付きで知ることができるのも特徴的です。

漢検3級の勉強法!おすすめの参考書と使い方も解説

英検3級を受験するメリットは?

英検3級を受験するメリットとしてどんなことが挙げられるのか、ご紹介します。

入試などで優遇される

英検3級に合格することで、中学レベルの英語の力があることが証明される形になるため、入試の際に加点されたり、試験が免除されたり、ボーダーライン上での参考資料になったりと優遇されます。英検準2級や2級と上がっていけばいくほど評価はより高くなりますが、高校入試レベルであれば英検3級でも十分メリットがあります。

英語力の足掛かりになる

これからTOEICを目指す人にとって英検3級はいい足掛かりとなります。TOEICの点数的には英検3級レベルがスタートラインであり、より高い点数を狙うために勉強を行っていかないといけません。むしろ英検3級レベルでアップアップな状態だとTOEICやTOEFLを受けても芳しい結果は出ないでしょう。これから英語力を身につけたい人にとって最初の一歩となるはずです。

受験勉強に役に立つ

英検3級の合格は中学卒業レベルの英語をマスターしたことと同じ意味を持つため、英検3級の勉強を行うことは自動的に受験勉強にもつながっていきます。文法なども徹底して勉強し、語彙力もつけていくため、受験シーズンが本格化する秋までに中学英語の勉強をあらかた終えられるのは大きいです。

英検2級に合格するための勉強法とは?おすすめの参考書も解説

英検3級は一夜漬けで合格できるの?

英検3級の範囲は中学英語の全範囲であり、これを一夜漬けで合格を目指すというのは少々無理があります。英文法をマスターするほか、英作文を書くなど、やるべきことがたくさんあるため、何を一夜漬けで覚えるかにもよりますが、基本的には計画的な勉強を重ねていき、合格を目指すのが確実です。これは社会人になって英検3級を目指す場合でも同じで、中学までに習ったことは案外忘れているものです。英検3級なんて楽勝でしょ!とナメてかかるのはよくありません。

英検3級に合格するための勉強時間の目安

既に英検4級を取得している場合、そこから3級を目指すにはだいたい20時間は必要と言われています。1日1時間、1か月取り組めば合格レベルに達するとも言われ、1時間の勉強をコツコツと重ねていくようなやり方がいいかもしれません。あくまでも英検4級を取得している場合なので、取得していない場合はこれよりも時間がかかる可能性もあります。

【漢検2級の勉強法】おすすめ参考書や受験のメリットも解説

英検3級の二次試験で使える裏技とは?

英検3級から登場する二次試験では、色々な裏技が存在します。まず「Pardon?」というフレーズがあります。これは面接官の英語が聞き取れなかった場合に、もう1回いいですか?という意味合いが込められており、2回程度であれば聞き返しても問題はありません。

またカードに書かれた英文を読み、その文章に関する質問がなされる際には、文章の中のフレーズを使って答えるだけで、合格ラインをクリアすることができます。全く関係のないことは聞かれず、自分が読んだ文章の中に必ずヒントはあるため、事前の対策で自然と抜き取る練習をしてみるのがおすすめです。

他にも、面接を行う教室の前で待機した際、静かな環境ということもあり、面接室の会話が聞こえてくることがあります。問題は統一されているため、自分がそのあとに受け答えをする問題などが出てくることが考えられます。前もって考える時間が与えられる点を考えても、かなり有力な裏技と言えます。

まとめ

英検3級は簡単なようで実は一筋縄ではいかないものです。初めての英作文、リスニング、二次試験と4級と3級では難易度が一気に高くなりますが、正しい努力を重ねれば恐れることはそんなにありません。あとはきっちりと対策を立てて、できるだけ完璧を目指す、特に二次試験は場数をこなすことが重要な対策となるので、英語の先生などに面接官役をやってもらい、合格を目指しましょう。

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