【理系の大学受験の勉強法】勉強スケジュールの立て方や理想的な計画もご紹介

英語と数学、理科系科目を中心に勉強を重ねている理系の学生。国公立大学を狙う人はこれに国語も社会系科目も入るため、事前の準備が必要とされます。

今回は理系の大学受験の勉強法をテーマに受験勉強に取り組む前にやるべきことなどをまとめました。

目次

理系が受験勉強を始める前にやるべきこと

理系が受験勉強を始める前にやるべきことがいくつもあるので、1つ1つご紹介します。

学習計画(スケジュール)を立てよう

受験勉強を始める前に決めておきたいのが学習計画です。いつまでにこれを終わらせる、いつまでにこの状態にするというのを決めて、それに向かって動き出すことができれば最高ですし、毎日のように計画を立てていくのはストレスであり、労力のムダにもなります。学習計画を立てることはそこに向かって突き進むだけになるので、必ず立てておきましょう。

【事前準備】学習計画を立てる前にやるべきこと

❶自分の現在の実力を把握する

数学や理科が自分の中ではできると思っていても、ライバルの中に入ればそうではないケースもあります。学習計画を立てる前に今の実力を把握することが重要で、模試などを活用するのがおすすめです。

❷志望校のレベルや傾向を知る

基本的に学習計画は逆算で行うものです。そのため、逆算を行うには志望校のレベルや傾向を把握する必要があります。志望校合格には何が必要なのか、そのためにどんな計画を立てるべきかという流れで組み立てていきます。

❸志望校合格のためにやるべきことをすべて洗い出す

志望校合格のために必要なことを全て洗い出し、それを組み立てていけばそれが学習計画になります。英単語をこの時期までに覚える、数学や物理の公式を完璧に覚えるなど、1つ1つのことを積み重ねていき、計画が完成します。

理系が学習計画を立てる際のポイント

理科2科目の中で得点源にするものを選んで優先的に計画を立てる

理系が国公立大学を狙う場合、理科系科目は2科目になります。物理、化学、生物、地学がある中で理系学生は物理と化学を選択する傾向にあります。どちらが得意かで決めるのがよく、物理が得意なのであれば物理を優先的に学び、化学は大きく取りこぼさない程度に計画を立てていく感じでいいでしょう。

苦手な国語、社会系科目については効率と負担のなさにこだわりを

理系が得意な人は具体的な数字などに強い一方、文系特有の抽象的な表現をかなり苦手とします。そのため、国語や社会系科目で大苦戦する人も少なくありません。そのため、国語や社会系科目は最低限の計画だけ立てて効率よく点数を稼ぐことに重点を置く人がいます。あとはできるだけ負担がないよう、地理で勝負するなど、効率と負担の少なさにこだわりを持った計画を立てるべきです。

学習計画のメインは数学

文系の場合、英語をメインに組み立てている人が多く、理系でも英語の重要性は変わりません。しかし、理系の場合、数学が数学3まで範囲になるため、英語を最優先にしていると数学の全範囲を網羅するのは厳しくなる可能性が高いです。ですので、学習計画のメインは数学とし、それに準じるところで英語、あとは理科系科目という具合に考えていくと計画が立てやすいです。

理系の大学受験の勉強スケジュールを学年ごとに解説

高1

理系科目を中心に中学の内容から見直す

数学や理科など理系科目は基礎的なところで躓くとかなり苦戦しやすくなっています。そのため、数学などの理系科目に関しては中学時代の内容から見直し、着実に固めていくことをおすすめします。この作業は高1でしかできませんし、それ以降にやるとかなり大変です。

英語の基礎固めを先行的に行う

高1だと物理基礎、化学基礎なので基礎的な勉強を行うため、どちらかといえば日々の予習で対応ができます。そのため、この時期に英語の基礎固めを行っていくのが効率的です。本格的な理科の授業が始まる前から英単語英文法の勉強をしておくと、高2高3で楽に取り組むことができます。

英語と数学で好成績を出してから理科に手を出す

入試において配点の比重が大きいのは英語や数学であるため、英語や数学の基礎を先に固めるのが理想的です。そして、英語と数学である程度のメドが立ってから、本格的に理科に取り組むのがいいでしょう。要するに英語と数学に苦手意識がある中で理科に取り組んでも効率的とは言えないということです。

先取りより授業の復習や定期テスト対策を行う

進学校のイメージとして先取り学習を積極的に取り入れているイメージがありますが、実際は文武両道のケースが多く、効率的に勉強を行っているところが目立ちます。先取り学習を行っているケースは少なく、むしろ授業の復習を徹底して行い、定期テスト対策をしっかり取り組んでいます。理科は範囲が広いため、高1から手広くやりがちですが、着実に知識を蓄える程度でいいでしょう。

模試は積極的に受ける

今やっていることが正しいのかどうか、チェックポイントごとに確かめる必要があります。そのために必要なのが模試です。模試に向けて勉強をする必要はないですが、普段の勉強の成果が模試にダイレクトに反映されます。この模試の結果を利用して学習計画を修正するようにしていくとより精度が高まります。

高2

夏休みにスパートをかける

受験生の傾向として高校2年の2学期から受験勉強に乗り出してくる人が目立ち始めます。しかし、夏休みの時期は翌年が思いっきり遊べないのが確実で、バイトで結構稼げることもあり、あまり勉強に力を入れない人が多いです。理系にとって夏休み丸々勉強に費やすのは大きなチャンスです。夏休みから受験勉強を始め、一気に差をつけるのがいいでしょう。

定期テストに小手先で挑まない

大学入試は、教科書の全範囲から出題されます。言ってしまえば高校3年間の定期テストの集大成が大学入試です。それを基本ばかり問うのか、教科書の端に書いてある部分を問うのかの違いです。つまり、定期テストに真剣に取り組めば自然と大学入試に必要な学力は身につきます。裏を返すと一夜漬けなど小手先で交わしていると大変です。定期テストは小手先で挑まないことが大事で、理系は特にそれが言えます。

数学の基礎固めは高2で終わらせる

数学はいくらでも発展問題を作れるため、まずは基礎固めを行っておき、そこから発展問題を解いていく形でも十分間に合います。これを高2で終わらせておくと高3は発展問題や数3の勉強に専念できます。まずは数学2Bまでの基礎固めに専念しましょう。

理科は基礎科目の基礎固めを終わらせる

理科に関しては基礎科目の基礎固めを終わらせるといいでしょう。他の科目よりも基礎固めの目標が立てやすく、共通テストの過去問などでどれくらいの点数を出せるのか判断しやすいのもポイントです。高2の段階でここまでできれば十分でしょう。

数検を活用していく

英検や漢検などの検定があるように、数学にも数学検定があります。数検の特徴として、高1レベル、高2レベル、高3レベルと3つの級が存在するため、基礎固めの目安になりやすく、しかも記述式の問題なので論理的思考力まで問われるので、数学の実力を高められます。

高3

学習計画に書いたことを必ず実施する

高3は何かと迷いが生じやすく、焦りも出てきます。ここで大事なのは学習計画を守り抜くことです。学習計画で定めていないことをやり始めるとブレが出始めます。裏を返せば学習計画に真剣に取り組みさえいればそれで十分です。そうすると精神的にも安定することでしょう。

朝型に切り替えて朝に勉強を行う

脳にとって一番リフレッシュしているのが起床直後です。この時間帯が一番頭がフレッシュなので、計算問題など思考力を問う問題の効率性が上がります。ですので、数学は朝に行うのがおすすめです。そして暗記科目は夜に行って寝てる間に記憶が定着する形が望ましいです。

古文漢文に力を入れる

理系の場合、現代文を苦手とする人が多く、しかも対策を立てても点数に反映されにくく、モチベーションを保ちにくい傾向にあります。古文漢文は暗記をしっかりと行えば高得点がすぐに狙えます。共通テストでは古文漢文合わせて100点なので、このうちの8割でも取れればかなり楽になるでしょう。

理科系科目に限っては予習を取り入れる

先取り学習よりも基礎固めを行った方が着実に成績を上げられますが、一方で理科系科目によっては未習部分が高3の2学期になっても存在するケースがあります。そのため、理科系科目に限っては予習、先取り学習を取り入れて勉強を進めることをおすすめします。

過去問をひたすら解きまくる

過去問を解きまくって結果を出していくことが一番精神を安定させられる方法です。傾向がガラッと変わる可能性は少なく、しかもヤマを張っていない限りは傾向が変わっても問題ないでしょう。過去問研究まで行くと負担がかかるでしょうが、赤本を何周も解きまくるぐらいにやれば、相当な自信はつくはずです。

夏休みなどの長期休暇中は何をやればよい?

毎日英語を勉強する

現役で合格する人の傾向として英語を得意とする人が多く、英語に力を入れていた人も少なくありません。数学の基礎固めを高2で終わらせるべきなのは、高3になってから英語を集中的にこなしていく方が結果になりやすいからです。英語はあまりスランプになりにくく、知識さえついてしまえば安定的に高得点が狙えます。夏休みは英語に力を入れましょう。

模試で判明した弱点克服を目指す

ここまでで受けた模試の中で、例えば数学だと微分積分が苦手、物理で結果が出ていないなど弱点になっている部分が出てきます。夏休みの時期に弱点克服に力を入れましょう。特に微分積分は物理にも関係するなど、色々な面に影響を与えます。ここで弱点を克服しておけば、受験直前に基礎をやり直す地獄のような展開を避けられます。

過去問を解いてみる

夏休みは基礎固めから演習問題へ、切り替えを行うべき時期です。その切り替えの1つになるのが過去問です。過去問を解いてみて、どこができないのかをあぶり出すことは、演習問題を解いていく上で重要になります。ここで結果が出れば勉強をしなくていいわけではなく、今までのやり方が正しかったからそのまま続ければいいという証明のようなものです。

受験期の理系の勉強計画を志望校ごとに解説

受験期の理系の勉強計画を国立理系志望、私立理系志望に分けて解説します。

国立理系志望の場合

4~6月

高3理系の春は英語と数学の基礎固めを行います。数学は高2までに基礎固めを終わらせておくのが理想ですが、この場合は数3の基礎固めです。英語に関しては単語、文法などを徹底的に覚え、基礎固めを終わらせたいところ。他の理系科目も同様ですが、高3で履修した科目で受験に挑む場合は、定期テスト対策に力を入れましょう。

7~9月

やるべきことは6月までとあまり変わりませんが、国立理系志望の受験生は現代文以外の勉強に挑みましょう。古典漢文の知識をしっかりと覚えておけば点数が安定します。夏休みの終わりあたりに共通テストの過去問に挑戦するなど、段々と演習問題にシフトしていくのが理想形です。

10~12月

この時期には共通テストで一定の成績を出しておきたいところです。国立理系志望であれば足切りを回避できる点数を確保できれば十分です。あとはどの科目に伸びシロがあるかを確かめて重点的に勉強を重ねていくのがいいでしょう。

12月~受験

この時期は共通テストの過去問に専念し、1点でも多く点数を獲れるようにしていきましょう。それが終われば二次試験対策、私立入試の過去問を解いていきます。ここまでくると後悔するより前のめりで勉強することを心がけましょう。

私立理系志望の場合

4~6月

私立理系に関してもこの時期は英語と数学の基礎固めに専念します。国立理系と違うのは、英語と数学以外は、理系1科目に専念できる点です。思う存分英語と数学に時間をかけられ、余裕をもって理科系科目に取り組めるため、この時期に私立一本に絞るのも得策と言えます。

7~9月

国立理系志望と違い、社会系や国語に力を入れる必要がなく、基本的には6月からの内容を継続すれば問題ありません。2学期ギリギリまで理科系科目の授業が続く可能性が高い場合は、先取り学習を行っておくと時間的余裕が生まれます。そして、共通テストだけでなく赤本の過去問にも挑んでいきましょう。

10~12月

私立理系は、共通テスト利用入試で合格が期待できるラインまで共通テストの過去問でとれるようになるのが理想的です。滑り止めの大学を共通テスト利用入試で合格して進学先を確保して、第一志望の大学の勉強に専念できれば完璧と言えるでしょう。

12月~受験

共通テストに専念する一方、第一志望の大学の入試対策に力を入れる時期です。記述問題があれば記述力をつけられる参考書を購入し、ひたすら解いていきます。こちらも国立理系同様、後悔する前に必死に勉強することを心がけましょう。

理系の大学受験勉強法を教科ごとに解説

国語

理系にとって国語でくくるよりも、現代文と古文漢文の2つに分けるのがいいでしょう。現代文は文系でも点数が安定しにくいため、最低限の対策で問題なく、語彙力をつけて演習問題をある程度解くぐらいで十分です。大事なのは古文漢文で、古文単語や文法、漢文の返り点などを徹底して覚えて演習問題を解いていき、満点を狙うぐらいまでやりこめば現代文をカバーできます。

数学

数学は高2までに基礎固めを終えて、高3は数3に専念して、その中で演習問題をこなしていくのがおすすめです。青チャートを使って基礎固めを行う一方、国立理系であれば記述式もあるため、難易度の高い参考書を活用して多くの問題をこなしていきましょう。

英語

高2までにある程度の基礎固めを終わらせ、高3の1年間で毎日英語の勉強を行って基礎固めを一気に終わらせて長文読解などの経験を積み重ねていくのが理想的な流れです。英語はいかに数をこなすかがポイントであり、記述式の問題で力をつけながら偏差値を高められるといいでしょう。

理科系

理科系は基礎科目を高2までに終わらせておくことで基礎固めが済み、高3から履修した科目をテスト対策を通じて固めていくことで効率的に学習をすることができます。2科目を受けることにはなりますが、基礎科目を既に終わらせている分、化学のようにあとは暗記をすればいいものも含まれているので、3年間かけて学んでいけるのが大きい部分です。

社会系

社会系に関してはとにかく暗記を行うことに徹しましょう。通史で歴史を学んで下地を作ってから暗記を行うのが理想的で、高3の夏あたりから始めても十分間に合います。

理系の受験勉強における科目ごとの時間配分を解説

理系が受験勉強する際にどのように時間配分をすればいいのかを解説します。

国立理系の場合

高1時の理想的な科目時間配分

高1の時は部活動もあって3時間あたりが現実的な勉強時間となりますが、数学2時間、英語1時間というような配分がいいでしょう。定期テスト対策を行う場合は別ですが、純粋に受験勉強対策を行う場合、数学を優先しする形で配分するのがいいでしょう。もちろん英語を優先したい場合は数学と英語の配分を逆にしても問題ありません。

高2時の理想的な科目時間配分

高2も基本的に変わりないですが、数学2Bがかなり時間をかけて取り組むべき内容が多いため、数学に3時間丸々時間をかけるのも選択肢の1つになっていきます。また理科の基礎科目もこの時期から組み込んでいくことをおすすめします。その場合は数学と理科基礎科目、英語と理科基礎科目でそれぞれ2時間、1時間に分けていきましょう。

高3時の理想的な科目時間配分

高3は6時間の勉強時間を想定し、英語と数学、理科系科目で分けます。きれいに3等分するよりも、英語と数学で2時間半ずつ、理科系科目で1時間など英語と数学優先で組み立てていくのがおすすめです。時に古文漢文、社会系科目も入ってきますが、できるだけ英語と数学優先で配分するのが理想です。

私立理系の場合

高1時の理想的な科目時間配分

私立理系に関しても国立理系同様、数学2時間、英語1時間、もしくはその逆で考えるのがいいでしょう。テスト対策の中で理科の基礎科目は対応すればよく、その他の科目も同様の考えで問題ありません。

高2時の理想的な科目時間配分

こちらも国立理系同様の考えで大丈夫です。ただ国立理系であれば理科系の基礎科目は2科目でしたが、私立理系は1科目でいいため、科目によっては英語と数学に専念する形でもいいでしょう。

高3時の理想的な科目時間配分

私立理系は3科目で行う分、英語と数学の出来がかなり重要視されます。そのため、6時間に増えても英語と数学で3時間ずつにするのがいいでしょう。一定の成績になってから理科を本格的に取り組むのもよく、時に3等分のような分け方や、理科にシフトした配分もおすすめです。

まとめ

理系も文系も英語がとても重要ですが、文系よりも理系の方が数学に力を入れないといけないため、負担は大変かもしれません。しかし、数学は他の理科系科目の出来にもつながるため、数学の勉強を頑張ることは色々な相乗効果を生み出します。効率的に勉強を行い、いい結果を出していきましょう。

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